
フォルスターキヨタミの産卵セットを組んで
約3か月が経過しました
3♀で産卵セットを組んでいましたが
全てお亡くなりになりましたので
結果を報告しようと思います
ペアリング~産卵セットの記事はこちら
割り出し結果
種親♂はこの子
76.0㎜の立派なやつでした
3♀と短期間で代わる代わる交尾させたので短命でした
さて、結果ですが
無事に幼虫はとれました!
が、想定していたより数が少なかったです…
採卵数と孵化した幼虫数は以下の通りです
♀① 採卵9個 孵化6個体
♀② 採卵32個 孵化27個体
♀③ 採卵10個 孵化2個体
うーん
少ない!
原因としては以下の4点が考えられます
- 採卵回数
- 材選び
- ケース内の湿度調整
- 卵の管理方法
まず
①採卵回数
長期出張が重なり、♀が死亡するまで
3回しか割り出しできませんでした
これは痛かった…(言い訳です)
書籍やネットに記載されているとおり
材への反応が早いため、3~7日に1回の割り出しが
適切ではないでしょうか
②材選び
「フタマタは材選びが全て」
よく聞く話ですが、これは本当でした
ただ
高くて綺麗な材を使う=卵を多く産んでくれる
というわけでないようです
A~Cランクのナラ材やカワラ材を使用しましたが
カワラ材やAクラスの高価なナラ材と
グレートの低く安いナラ材とでは
成績の差はありませんでした
100円の安い材でも産んでくれました
せっかくいい材揃えたのに!
材って意外と高いんだぞぉ、フォルスターさん
次回セットすることがあれば、
安い材を多く揃えておこうと思います
戦いは数だよアニキ
③ケース内の湿度調整
今回使用した材は固さ関係なく10分加水しましたが
こちらも失敗の原因でした
加水後は産卵セットに投入するまで
マットに埋め込んで管理していたため
カビの発生に悩まされることはありませんでしたが
材の含水量が想像以上に高く
産卵セット内が常に多湿な環境になってしまい
手で押すと水が染み出るほどになってしまいました
柔らか目が良いとは言え
限度を超えてしまいました
写真の材は♀お気に入りのものです
1回目の採卵数は多く、期待できたのですが
2回目のセット時には多湿でズブズブになっており
卵を確認することはできませんでした
次回は
・材ごとに加水時間を調整する
・産卵セット内の空気巡回を行う
以上、2点の対策をとろうと思います
④卵の管理方法
上述した採卵数と孵化率を比較すると
成績はいい方だと思います
卵の管理方法は
マットの上に卵を置くだけです
発生の進んだ卵は採卵しない方が良いと
どこかで記述されていた記憶がありましたが
産みたての卵、発生の進んだ卵
どちらも採卵後、孵化まで持っていけました
また、昔のネット記事を見ると
採卵しないと孵化できず死んでしまうと
記載されたものがありましたが
材から幼虫を回収することができました
中にはある程度成長した幼虫も
更にマットからも確認
かなり放置していたのが露呈しましたが
放置しても幼虫がとれることが分かって良かったです
採卵する時間がない場合は
齧られた材を別ケースに移して数か月放置し
産卵セットへ材をどんどん投入する
やり方もアリだと思います
材のコストとスペースの問題がありますが
今回はこの方法をとるべきだったかもしれません
次回も仕事で忙殺されるようなら試してみます
以上!割り出し結果でした
同時期に産卵セットを組んでいた
フォルスター原名のほうは
もっと成績が悪くてですね…
2♀で幼虫7匹でした
割り出しについて加筆した記事を貼っておくので
お時間ある方は見てやってください
それではー!