
パプアキンイロクワガタ(以下、パプキン)の産卵セットを組んで約1か月。
未だ、ケース側面に卵が見えません。無事に産んでくれているか不安なダリオです。
頼む!産んでいてくれ‥‥。
一方、ペアリングの済んだ♂は一人寂しく?ゼリーを舐める日々。
ならばと、ある実験に協力していただきました。
Contents
パプキンブルーの作り方
以前の記事でパプキンのモスグリーン♂×パープル♀を掛け合わせることでブルー個体を作出できると記載しましたが
(実際のところ、本当かわからないのでブリードを成功させて証明してみます)
BE-KUWA 42号「大特集‼ キンイロクワガタとその仲間」によると
人工的にブルー個体にする方法があるとのこと!
「緑色♂にうすく油を塗ると青色になる場合があり、この状態でブルー♂として販売されていることがあります」(BE-KUWA 42号,p44 より引用)
だそう。なにそれ面白そう!
手持ちの♂もちょうどモスグリーンなので、脂を塗ってブルー個体になるのか検証してみました。
この♂がどう変化するのでしょうか。
パプキンに脂を塗ってみた
暇を持て余している♂に脂を塗ってみました。
油は馬油を使用
綿棒に馬油を付けて前胸背板にぬりぬり
凄く嫌がってる♂(スマン)
前胸背板だけ塗ってみましたが…。コレジャナイ感
続いて上翅にもぬりぬり。
お!これはなかなかいい感じでは
結果!
余分な脂をティッシュで拭き取って、10分放置した♂がこちら!
本当に青くなった…!
小楯板?(前胸背板と上翅の間)の色と比べてみても変色具合がわかりますね。
結果:パプキン(グリーン)に脂を塗ると青く変色する
色虫詐欺
オークションで度々聞く「色虫詐欺」
写真編集の他にも、今回のように脂を塗って出品されるパターンもあるのでしょうか。
恐ろしい!
せっかくなので青くなったパプキンをオークション出品画像のように撮影してみました。
いかがでしょうか。
流石に青すぎて不自然ですね。脂塗りすぎたかもしれません。
KUWATA大宮で見た本物のブルー個体は浅葱色に近い感じでした。
付近に昆虫ショップがないため、どうしてもオークションに頼りがちですが
今後も詐欺には気を付けないといけませんね。
それではー!
※脂を塗った♂は2日後には元の体色に戻っていました。